一人ひとり異なる「自由」を拓くために一冊の本から思想的辺境に立つ
さまざまなジャンルの境界を越えて、常識に囚われない目線をもつブックセレクターを通して、それぞれの「自由」を知り、オルタナティブな自己と出会う書評連載。
オルタナティブに生きる人
依存症の当事者から学ぶ「意志」と「努力」の限界ーー『生きのびるための犯罪みち』|白石正明
上岡陽江+ダルク女性ハウス 著/イースト・プレス
2021.11.12
「弱い生」に宿る革命可能性ーー『金子文子 わたしはわたし自身を生きる』|高島鈴
鈴木裕子編/梨の木舎
北極から地球を見直すーー『ノーザン・ライツ』|中村和恵
ハワード・ノーマン 著/川野太郎 訳/みすず書房
2021.11.05
21世紀の「石井先生」はどこにいるのか?『偶然の装丁家』|松村圭一郎
矢萩多聞 著/晶文社